TK-80サブボード基板の製作(CMTインタフェース編)

2019/04/03

 地中海クルーズに行ってきましたので、動作確認が中断していました。下記は、乗船したMSCメラビリアです。5か国周遊をしてきました。



さて、CMTインタフェースの動作確認を行ったところ、CMT出力は問題なかったのですが、CMT入力の問題がみつかりました。設計当初、ゲート数の削減を行いましたが、フィルター部分の変更を忘れていました。幸いプリント基板の配線を切ったりするまでの対応は必要なく、ダイオードD1の極性入替と抵抗R7のプルアップへの変更で済みました。


下記は、JP2、JP3、JP4のハンダ付ショートとR7の実装変更部分です。また、基板表側のダイオードD1は、極性を入れ替えてください。



下記は、回路図上の変更箇所です。



CMTインタフェースの信号は、1200BPSである必要がありますが、このタイミングは、ソフトウェア・タイマーを使い作成していますので、CPUの動作速度に依存してしまいます。オリジナルのTK-80は、CPUクロックが2.048MHzで、バスサイクルにWAITを1サイクル入れています。一方、SBC8080では、CPUクロックが2.0MHzで、WAITサイクルは入っていません。SBC8085では、CPUクロックが3.0MHzで、WAITサイクルは入っていません。このような差を吸収するため、CPUの種類、CPU周波数の検出を行い、適切なソフトウェア・タイマーを動作させるようにしました。


①CPUの種類の検出

8085には、RIM命令が追加されています。8080では、NOP扱いになりますので、RIM命令でアキュームレータの値が変われば、8085であることを検出できます。


②CPU周波数の検出

CPU周波数検出のため、JP4を設けました。このジャンパは、8255のポートB1からCMT用の変調用信号を読み込むことができるようにしました。この信号は、無安定マルチバイブレータで作られ、CRの値やロジックの閾値電圧によって若干周波数偏差がありますが、1MHz単位程度の検出はできます。検出方法は、4サイクルの信号をループカウント値で求めています。検出結果は、電源立ち上げ時に約3秒間LED表示させるようにしました。

                   電源立ち上げ時のLED表示
8080 2.0MHz 1-Wait "8080" "2.0-1"
8080 2.0MHz 0-Wait "8080" "2.0-0"
8080 3.0MHz "8085" "3.0 "
8085 2.0MHz "8085" "2.0 "
8085 3.0MHz "8085" "3.0 "
8085 4.0MHz "8085" "4.0 "
8085 5.0MHz "8085" "5.0 "

③ソフトウェア・タイマー

オリジナルのTK-80モニター「BIT TIMER & CHATTERING TIMER」の内部では、125uSのタイマーを必要回数実行するようになっています。上記の7種類に対応した125uSのタイマーを用意し、動的切替できるようにしました。


以上の拡張機能パッチをオリジナルに当てることで、CMTインタフェースを正しく動作させることができます。


<font color="#ff0000">SBC8080 SUBボードのRAMが32KBより小さい場合問題があるため、更新しました。<font color="#000000">


下記は、そのソースコードです。


T125US EQU 8400H ; 125uS Timer Subroutine Pointer Address
MONST EQU 003BH ; TK-80 "INITIALIZE ROUTINE" Address
MONSP EQU 83D1H ; STACK for TK-80 monitor
TLOOP EQU 02E5H ; TK-80 "BIT TIMER & CHATTERING TIMER" Loop Entry Address
LED0 EQU 3FH ; Segment Value of "0"
LED5 EQU 6DH ; Segment Value of "5"
LED3P EQU 0CFH ; Segment Value of "3."
LED4P EQU 0E6H ; Segment Value of "4."
LED5P EQU 0EDH ; Segment Value of "5."
LED80 EQU 3F7FH ; Segment Values of "80"
LED_1 EQU 0640H ; Segment Values of "-1"
LED2P0 EQU 3FDBH ; Segment Values of "2.0"
LED3P0 EQU 3FCFH ; Segment Values of "3.0"
DIG1 EQU 83F8H ; Digit #1 LED Segment Data Address
DIG2 EQU 83F9H ; Digit #2 LED Segment Data Address
DIG3 EQU 83FAH ; Digit #3 LED Segment Data Address
DIG4 EQU 83FBH ; Digit #4 LED Segment Data Address
DIG5 EQU 83FCH ; Digit #5 LED Segment Data Address
DIG6 EQU 83FDH ; Digit #6 LED Segment Data Address
DIG7 EQU 83FEH ; Digit #7 LED Segment Data Address
DIG8 EQU 83FFH ; Digit #8 LED Segment Data Address
PPI_CW EQU 0FBH ; PPI 8255 Control Word I/O Address
PPI_PC EQU 0FEH ; PPI 8255 Port-C Register I/O Address
PPI_PB EQU 0FDH ; PPI 8255 Port-B Register I/O Address

ORG 0004H ; RESET routine
JMP START ; Patch Instruction

ORG 02DFH ; TK-80 "BIT TIMER & CHATTERING TIMER" 125uS Timer Entry Address
WAIT: PUSH H ; Patch Instruction
LHLD T125US ; Patch Instruction
PCHL ; Patch Instruction
NOP ; Patch Instruction

ORG 0300H ; TK-80 Extension
; for 8080(2MHz 1Wait,3MHz)/8085(2,3,4,5MHz) Entry Address
START: MVI A,92H ; Initialize PPI
OUT PPI_CW
MVI A,01H
OUT PPI_PC
LXI SP,MONSP; SETUP SP
MVI D,00H ; Sensing CPU Clock Frequency
LOOP1: INR D
JZ DONE
CALL TEST
JNZ LOOP1 ; Searching 1->0 edge of PB1(CMT Modulation Generator)
INR D
JZ DONE
LOOP2: INR D
JZ DONE
CALL TEST
JZ LOOP2 ; Searching 0->1 edge of PB1(CMT Modulation Generator)
INR D
JZ DONE
LOOP3: INR D
JZ DONE
CALL TEST
JNZ LOOP3 ; Searching 1->0 edge of PB1(CMT Modulation Generator)
INR D
JZ DONE
LOOP4: INR D
JZ DONE ; Searching 0->1 edge of PB1(CMT Modulation Generator)
CALL TEST
JZ LOOP4
DONE: MOV A,D
ORA A
JZ EXIT ; if timeout, exit TK-80 Extension
LXI H,LED80
SHLD DIG1 ; Set LED "80**" "****"
MVI A,55H
RIM ; 8085 instruction
CPI 55H ; Examine 8085 CPU
JNZ CPU85
CPU80: SHLD DIG3
LXI H,LED2P0 ; Set LED "****" "2.0**"
SHLD DIG5
LXI H,LED_1 ; Set LED "****" "**_1"
MOV A,D
LXI D,D80_1W ; Set 8080 2MHz 1Wait 125uS Timer Address
CPI 42H ; CPU Clock Frequency Threshold Value
JC I80_1W
CPI 5DH ; CPU Clock Frequency Threshold Value
JC I80_0W
I80_3M: LXI H,LED3P0 ; Set LED "****" "3.0**"
LXI D,D80_3M ; Set 8080 3MHz 125uS Timer Address
JMP VECT85
I80_0W: MVI H,LED0 ; Set LED "****" "***0"
LXI D,D80_0W ; Set 8080 2MHz 125uS Timer Address
I80_1W: SHLD DIG7
JMP VECT
CPU85: MVI H,LED5
SHLD DIG3
LXI H,LED2P0 ; Set LED "****" "2.0**"
MOV A,D
LXI D,D85_2M ; Set 8085 2MHz 125uS Timer Address
CPI 0B3H ; CPU Clock Frequency Threshold Value
JNC I85_5M
CPI 8BH ; CPU Clock Frequency Threshold Value
JNC I85_4M
CPI 62H ; CPU Clock Frequency Threshold Value
JC VECT85
I85_3M: MVI L,LED3P ; Set LED "****" "3.***"
LXI D,D85_3M ; Set 8085 3MHz 125uS Timer Address
JMP VECT85
I85_4M: MVI L,LED4P ; Set LED "****" "4.***"
LXI D,D85_4M ; Set 8085 4MHz 125uS Timer Address
JMP VECT85
I85_5M: MVI L,LED5P ; Set LED "****" "5.***"
LXI D,D85_5M ; Set 8085 5MHz 125uS Timer Address
VECT85: SHLD DIG5
MVI L,00H
MOV H,L ; Set LED "****" "** "
SHLD DIG7
VECT: XCHG
LDA T125US
CMP L
JNZ DISP
LDA T125US+1
CMP H
JZ EXIT ; Skip displaying LED
DISP: SHLD T125US
MVI A,80H
OUT PPI_PC
MVI A,4AH
TIMER: MVI D,0D8H
CALL WAIT
DCR A
JNZ TIMER
EXIT: JMP MONST

TEST: MOV B,D ; Searching 0->1 edge of PB1 and
; sensing PB1 after for while
SENCE1: IN PPI_PB
ANI 02H
JNZ SENCE1 ; Waiting for PB1 = 0
SENCE2: IN PPI_PB
ANI 02H
JZ SENCE2 ; Waiting for PB1 = 1 (0->1 edge)
DCR B
JNZ $-1 ; Waiting until B = 0
IN PPI_PB
ANI 02H ; Sensing PB1
RET

D80_1W: POP H ; 8080 2MHz 1Wait 125uS Timer(TK-80 Original Setting)
MVI E,08H
MVI E,08H
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D80_0W: POP H ; 8080 2MHz 125uS Timer
NOP
MVI E,0BH
MVI E,0BH
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D80_3M: POP H ; 8080 3MHz 125uS Timer
NOP
NOP
NOP
NOP
MVI E,13H
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D85_2M: POP H ; 8085 2MHz 125uS Timer
NOP
NOP
NOP
NOP
MVI E,0BH
MVI E,0BH
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D85_3M: POP H ; 8085 3MHz 125uS Timer
NOP
NOP
NOP
NOP
NOP
MVI E,14H
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D85_4M: POP H ; 8085 4MHz 125uS Timer
NOP
NOP
NOP
MVI E,1DH
MVI E,1DH
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP
D85_5M: POP H ; 8085 5MHz 125uS Timer
NOP
NOP
NOP
MVI E,26H
MVI E,26H
DCR E
JNZ $-1
JMP TLOOP

下記は、アセンブル後のパッチです。オリジナルに追加してROMを焼くことになります。


:03000400C3000333
:0602DF00E52A0084E9009D
:100300003E92D3FB3E01D3FE31D183160014CA4185
:1003100003CDDF03C20D0314CA410314CA4103CD48
:10032000DF03CA1B0314CA410314CA4103CDDF0310
:10033000C2290314CA410314CA4103CDDF03CA37DB
:10034000037AB7CADC03217F3F22F8833E5520FEA3
:1003500055C2820322FA8321DB3F22FC832140061F
:100360007A11F703FE42DA7C03FE5DDA770321CFD0
:100370003F111004C3B203263F11030422FE83C3BE
:10038000BB03266D22FA8321DB3F7A111E04FEB3E4
:10039000D2AD03FE8BD2A503FE62DAB2032ECF11DB
:1003A0002E04C3B2032EE6113D04C3B2032EED1199
:1003B0004C0422FC832E006522FE83EB3A0084BDB0
:1003C000C2CA033A0184BCCADC032200843E80D343
:1003D000FE3E4A16D8CDDF023DC2D303C33B0042E6
:1003E000DBFDE602C2E003DBFDE602CAE70305C26D
:1003F000EE03DBFDE602C9E11E081E081DC2FC0378
:10040000C3E502E1001E0B1E0B1DC20904C3E50279
:10041000E1000000001E131DC21704C3E502E10045
:100420000000001E0B1E0B1DC22704C3E502E100E5
:10043000000000001E141DC23604C3E502E10000E6
:10044000001E1D1E1D1DC24504C3E502E100000083
:0B0450001E261E261DC25404C3E50238
:00000001FF


下記は、電源投入時LED表示(TK-80 オリジナル相当)です。



下記は、電源投入時LED表示(8085 5MHz)です。



下記は、8085 5MHzでCMT録音後、8080 2MHz 1-Waitで無事読み込みが成功しました。



ということで、今後必要に応じ、基板の修正(Rev0.91)を行いたいと思います。

(再クロール更新:2022/12/22)

TK-80サブボード基板の製作(基板組立編)

2019/03/16

 特に基板に大きなバグもなく無事動作させることができました。初めて基板を起こしたにしては上出来です。


では、組み立て・動作確認をご紹介します。


まずは、部品の調達ですが、部品は、例のごとく、秋月・若松・マルツ・千石を利用させてもらいました。74ACT573、74HC30、74HC93は、少しずつ入手し辛いようになってきた感じです。試作時にLEDの表示が結構明るかったので、R12~R19は、100Ωにしてみました。(好みで調整してください)

部品がそろったら、組み立てです。


抵抗・コンデンサ・ダイオード・FETなど小物をはんだ付けしていきます。なお、基板サイズの関係で、縦型実装と1/8W小型抵抗を使用します。ただし、R21は、1/2Wを使用してください。このR21は、バスコネクタの5ピンがSBC8085ではINTA-に割り付けられているため、使用時に実装してください。SBC8080では、12Vに割り付けられているため、意図せずに接続してもロジック入力を保護するための抵抗です。(仮に連続でも約0.2Wの消費電力になり、少し熱くなりますが、12Vラインへの影響もほとんどありません。)SBC8080のみ使用する場合は不要ですが、SBC8085も切替えて使う場合、丸ピンソケットを使うと切替が容易です。


次に、半固定抵抗・集合抵抗・トグルSW・3.5mmオーディオジャックをはんだ付けしていきます。最後は、コネクタ・ヘッダ・ICソケット・バスコネクタです。


40ピンのバスコネクタについては、SBC8080/SBC8085をすでにお持ちの場合は、縦型ボックスヘッダを使用できます。ただし、両端コネクタ付フラットケーブルにコネクタを追加して、3枚の基板を接続する必要があります。これからSBC8080/SBC8085を組み立てる方は、ラズパイ用スタッキングコネクタをお勧めします。


下記は、基板に実装した縦型ボックスヘッダ+フラットケーブルとラズパイ用スタッキングコネクタです。



次に、ステップ動作用のジャンパ配線が必要です。ピンフレームと線材などで配線をします。


①SBC8080の場合、J4の7ピン、9ピン、11ピンからCPUボードへジャンパ配線が必要です。

・J4の7ピン(INTE)からCPU(8080)の16ピン

・J4の9ピン(CPU_D5)からCPU(8080)の4ピン

・J4の11ピン(STBST-)からクロック(8224)の7ピン

・J4の1ピンと3ピンをショートジャンパでショート

・J4の2ピンと4ピンをショートジャンパでショート


②SBC8085の場合、J4の10ピン、12ピンからCPUボードへジャンパ配線が必要です。

・J4の10ピン(S0)からCPU(8085)の29ピン

・J4の12ピン(S1)からCPU(8085)の33ピン

・J4の3ピンと5ピンをショートジャンパでショート

・J4の4ピンと6ピンをショートジャンパでショート

・R21に、1/2W 220Ωを実装(丸ピンソケットを使うとSBC8080切替が便利)

・基板設計編で問題になったHOLDAに47pFのコンデンサ追加をお忘れなく


SBC8080時の動作確認です。


①SBC8080を機械語モード付きタイニーBASICが動作する状態にします。

②TK-80 SUB Boardの半田状態を確認後、電源5VとGNDがショートしていないことを確認します。

③NE555PのみをICソケットに差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、SBC8080のBASICが立ち上がることを確認します。

④U4(74HC30)、U5(74HC10)、U13(74HC00)を空きにして、8255以外のICをICソケットに差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、SBC8080のBASICが 立ち上がることを確認します。

⑤SBC8080のROMをTK-80用に交換し、シリアルコントローラ8251をICソケットから外します。これは、8251が割り込み(INT)を使用しているので、競合を避けるためです。

⑥8255をICソケットに差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、LEDに「0000 0000」が表示されれば、OKです。


SBC8085時の動作確認です。


①SBC8085を機械語モード付きタイニーBASICが動作する状態にします。

②TK-80 SUB Boardの半田状態を確認後、電源5VとGNDがショートしていないことを確認します。

③NE555PのみをICソケットに差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、SBC8085のBASICが立ち上がることを確認します。

④U4(74HC30)、U5(74HC10)、U13(74HC00)を含み、8255以外のICをICソケットに 差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、SBC8085のBASICが立ち上がることを確認します。

⑤SBC8085のROMをTK-80用に交換し、シリアルコントローラ8251をICソケットから外します。これは、8251が割り込み(INT)を使用しているので、競合を避けるためです。

⑥8255をICソケットに差し込み、TK-80 SUB Boardをバスに接続後、電源をONにし、LEDに「0000 0000」が表示されれば、OKです。


上記で問題があれば、はんだ付け状態の再確認、部品の数値、ダイオードやICの向きの確認などを行います。あとは、キーボードで、モードSWとRUNキーでステップ動作など、個々に機能確認します。


次にCMTインタフェースについてです。CMTインタフェースは、JP2および、JP3を半田でショートさせると8255と接続されます。(オリジナルでは、オプション)


ただし、オリジナルのTK-80では、クロック周波数が、18.432MHzでWAITが1サイクル入っていますが、BC8080の場合では、18MHz、WAITが入っていませんので、CMT等で使用している遅延サブプログラムの時間が若干短くなってしまいます。SBC8085では、さらに高速化されています。


このため、CPU周波数検出のため、JP4を設けました。検出には誤差が出ますが、1MHz単位程度の検出ができるのではないかと考えています。TK-80 SUB Board用のパッチを作成して、CPUの判別、CPU周波数などを電源投入時に表示し、併せて遅延サブプログラムの自動調整を行いたいと考えています。同時にCMTインタフェースの動作確認をしていきたいと思います。


下記は、SBC8080と組合わせた動作中のようすです。



下記は、SBC8085と組合わせた動作中のようすです。



下記は、SBC8085と組合わせた動作中で、スタックの上段に積んだ場合です。



下記は、SBC8085と組合わせた動作中で、TK-80 SUB Boardの拡大です。


(再クロール更新:2022/12/22)

TK-80サブボード基板の製作(基板到着編)

2019/03/05

 2/16に基板を発注しましたが、結構早く基板が到着しました。

メールで下記のようなチェックポイントが報告されました。


2/16 スイッチサイエンスにガーバーデータをアップロードし基板を発注

2/17 Seeedの工場への製造依頼

2/17 ガーバーデータ確認開始

2/20 基板の製造開始

3/1  基板を中国から日本に発送

3/4  スイッチサイエンスから基板を発送

3/5  到着


今回10枚の基板を発注しましたが、下記は、その一部の基板たちです。



部品面の様子です。



半田面の様子です。



まず、部品の位置・寸法を確かめました。

①基板の取り付け穴、バスコネクタの位置は、SBC8080とぴったり一致しました

②部品のパターンを作成したトグルSW、3.5mmステレオジャックは、問題なく部品の挿入ができました


初めての基板製作を思い立ち、KiCadを触りだして約1ヶ月、その後基板を発注してわずか17日で手元に届きました。その昔、基板を手作業で設計して製品化していた時代とは隔世の感があります。


ほっと一息ですが、次は、組み立て、基板のデバッグに入ります。バグがなければ良いのですが。。。

(再クロール更新:2022/12/22)